南知多商店について

仲買人と釣り船宿をしていた祖父の家に預けられる日が多かった幼き頃。
毎日のように漁師さんや農家さんが出入りをし、この土地の素材や旬を身近に感じていました。
馴染みのある漁師さんがやってくると、今日から◯◯が初競りでね、初物だから食べておくれよ。
キスやアナゴは東京に、ハモは京都だよ。といった祖父との会話が聞こえてきたのを覚えています。

大人になって故郷を離れると、幾度か驚きや感動に出会いました。
東京、名古屋、大阪、京都など県外の沢山の市場で選りすぐられて、行く先々の料理屋さんで
自慢気に語られる南知多産と出会ったからです。

旬の南知多産は一級品として扱われており、希少で確かなものとして故郷以外の沢山の場所で愛されていました。

各地を転々とした後に地元へ戻り、僕は父と共に包丁を握りました。
料理のいろはを覚え、市場へ出向くと改めて知る素材の魅力。
幼い頃は当たり前だった南知多の日常が真新しく、祖父と親しかった漁師さんが
現役だったりと何処かに温かい懐かしさを感じました。

素材に目を向け、幼い頃では知り得なかった沢山の事を知り、積み重ねてわかる旬。
誰がどこで漁ってくる何が良いもので、旬はいつが一番の買い頃なのか。

確かな目で確かなものを。美味しい南知多産をもっと身近に届けたいと思いました。
南知多の日常には、とても希少で確かなものが溢れています。
南知多商店は日常に旬の一品、格別な南知多産を伝えるお取り寄せ通販サイトです。